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麩の原料となる小麦粉(強力粉)を洗う際にできるでんぷんは、ある意味で「副産物」。
粉末にして、沖縄の行事には欠かせない、黒線香の原料や、家畜のえさとして出荷されます。
また、現在は、でんぷんを用いて花木の栽培用の土が作られ、リサイクル原料としても注目を集めています。
本土のでんぷんの多くは、とうもろこしから作られているのに対し、
麩の原料となるグルテンを作るときに用いる「赤瓦」という専用の小麦粉(強力粉)から作られるでんぷん。
「赤瓦」は、粘りのあるグルテンを作るため、小麦の皮に近い部分が使用されている粉です。
皮に近い部分には栄養がたくさん含まれているため、現在、飼料としての効果の実験が琉球大学で行なわれています。
この、小麦を原料にしたでんぷんには、いったいどのくらいの秘密が隠されているのか、まだまだ未知数ですが、
今後、いろいろなところで使用方法が期待されています。